11月の本
2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:4169ページ
ナイス数:80ナイス
一瞬と永遠と (朝日文庫)の感想
この本をなぜ読もうと思ったのか全然覚えていないが、読書メーターの「読みたい」に登録してあったので、この前出かけた大阪の巨大な本屋で買ってきた。萩尾望都は、世代としては僕の父母の世代。この本で吐露されているような傷つきやすい感性が、僕の父母にもあるのかも知れない。読み終えてから、そんなことを思う。
読了日:11月27日 著者:萩尾望都
Dear boys―Act ll (2) (月刊マガジンコミックス)の感想
登場人物の顔を判別できるようになってきた。高校の名前もいくつか出てきて、盛り上がりの予感。
読了日:11月27日 著者:八神ひろき
この世界の片隅に(後編) (アクションコミックス)の感想
広島から飛んできた障子枠は、海苔の干し台を想起させる。何度読んでも発見がある。その度に悔しさと悲しさが濃くなっていく。
読了日:11月26日 著者:こうの史代
この世界の片隅に(前編) (アクションコミックス)の感想
映画を観た後の再読。映画が丁寧に映像化されていることがよく分かって、ほんわかとした。
読了日:11月26日 著者:こうの史代
七緒のために (講談社文庫)の感想
読了。恐ろしい物語の進み方に慄然とする。主人公と作家を重ね合わせるのは陳腐な試行だとしても、考えずには居られなかった。雪子に著者を見ると恐ろしい話だが、著者が七緒だったと考えると、長い時を経て、虚言を重ねた時代を捉え直して書いた物語ということになる。それなら幸せな物語なのかも知れないな。
読了日:11月26日 著者:島本理生
フィルムコミック 風立ちぬ(上) (アニメージュコミックス) (アニメージュコミックススペシャル フィルムコミック)の感想
シベリアを見るためにその部分だけ再読したら、結局読み込んでしまう。情熱だけでは、悲劇になる。そんな話だと思う。
読了日:11月23日 著者:
ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル (朝日新書)の感想
ここでも「教師版スクールカースト」という言葉が。
読了日:11月23日 著者:秋山千佳
Dear boys―Act ll (1) (月刊マガジンコミックス)の感想
意外に読まれていないのだなあ、と、読了登録してから思う。顔の判別が出来ない、、、髪型に注目中。
読了日:11月21日 著者:八神ひろき
マギ 31 (少年サンデーコミックス)の感想
国連、奴隷、情報戦、、、何度も書くけど、これは現代の話だ。政府に気付かれないうちに、一つの答えを導き出して欲しい。
読了日:11月20日 著者:大高忍
遠山一行著作集 (第1巻) ショパン.ワーグナー.ストラヴィンスキー.日本の作曲家 矢代秋雄-清潔なナルシシスムの時間 ほかの感想
矢代秋雄についての文章を読むためだけに買った本。矢代が亡くなって二年後に書かれた文章が収録されている。冷静に音楽を分析し、最後には矢代という人間に寄り添う美しい文章だと思う。三善晃についての文章もまた読む。
読了日:11月13日 著者:遠山一行
神社の系譜 なぜそこにあるのか (光文社新書)の感想
古書店でパラパラとめくって面白そうで、100円だし損しても大丈夫と購入して読み始めたが、パラパラとめくった時に目にしたトーンが全編に渡って展開されているだけで脱力した。地図遊び、位置遊びとしては楽しいが、想像のし過ぎのレベルだろう。京都の神社や伊勢神宮など、僕自身に位置感覚があるものなどは特に違和感。
読了日:11月13日 著者:宮元健次
生き方の演習 ―若者たちへ―の感想
読み始めて、なぜか読んだことがあると気付き、巻末の初出一覧を見たら協和発酵協賛の講演会の再録だった。この講演会の記録を取り寄せたことがあって、確か広中平祐や平山郁夫、安藤忠雄の記録が手元にあった気がする。この機会に読み直してみたい。
読了日:11月13日 著者:塩野七生
教育幻想 クールティーチャー宣言 (ちくまプリマー新書)の感想
すぐ実践できるし、子どもに向かう時の肩の力を抜いてくれもする。自分の人生と子どもの人生は別物という当たり前のことを、平易な言葉で説いてくれる良書。著者の急逝が悔やまれる。
読了日:11月13日 著者:菅野仁
アルスラーン戦記(6) (講談社コミックス)の感想
「戦記」とあるが、この作品は組織の在り方の説明がふんだんにあり、そこが実は楽しい。血筋の問題は複雑だ。
読了日:11月12日 著者:荒川弘
100番めの羊の感想
若者の考えること、若者から見えるもの、若者の過ごしてきた場所、若者と若者の関わり方。断片的な短い物語なのだけど、疲れた。
読了日:11月10日 著者:今日マチ子
組織の掟 (新潮新書)の感想
頷ける箇所、笑える箇所、呆れる箇所。全体としては、楽しみました。官僚の世界は恐ろしい世界、官僚は恐ろしい人間たち。語学力のない外務省職員の例が何度か出てくるが、そんなことがあり得るのだなあ。
読了日:11月7日 著者:佐藤優
史記/反間の計 (My First Big SPECIAL)の感想
「史記」が史実でないとして、フィクションや理想論だったとしても、この奥行きには驚かされ続けるばかり。『「史記」がある』、この一事だけでも中国に惹かれる。
読了日:11月7日 著者:横山光輝
のうだま1 やる気の秘密 (幻冬舎文庫)の感想
これは、お風呂に入るのがグダグダと遅くなるうちの子や、職場で会う集中力を切らせた若者たちに薦めたくなるなあ。池谷氏と糸井重里の共著「海馬」での主張「脳は疲れない」「やり始めないとやる気は出ない」などから、もっと理論の部分が深まり、扱う言葉の範囲も広がっている印象。研究者の仕事を追いかけることは面白い。
読了日:11月6日 著者:上大岡トメ,池谷裕二
かことみらい (フィールコミックス) (Feelコミックス)の感想
今日マチ子の作品を読むといつも、例え使い古されたようなテーマでも、一つ二つの新鮮な切り口で気持ちが突き通される。この創作者と同時代を生きているということは、ずっと先になって喜びや誇りになると思う。
読了日:11月6日 著者:今日マチ子
「この世界の片隅に」公式アートブックの感想
これらの絵が動き光るかと思うと、今からワクワクを抑え切れない。楽しみで怖い。
読了日:11月3日 著者:
宮崎駿の平和論: ジブリアニメから学ぶ (小学館新書)の感想
読了。日頃から憲法や戦争について語る宮崎駿なのだから、彼の監督作品から日頃の語りとの関連性を読み解こうとするこの仕事は意義あるものだと感じる。解釈に入ると突飛な部分もないではないが、面白かった。現代の僕らが振り返るべき戦争は、第一次世界大戦なのではないか。そして、海軍都市としてのヴェネツィアを、僕はもっと知りたいと思った。
読了日:11月3日 著者:秋元大輔
この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブックの感想
地元には上映する劇場はなさそうだけど、この映画だけは少し遠出してでもきちんと観ようと思う。
読了日:11月3日 著者:『この世界の片隅に』製作委員会
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