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「半分、青い。」を楽しんだ

半分、青い。」最終回でした。

ドラマ内の時間の使い方に難あり感はあって、ネットで言われてる文句には頷いてしまって、可哀想な扱いの役も多くて、まったくもってツッコミどころの多いドラマなのだけど、それでも、僕の時代を追いかけたドラマだと思えて感情移入できた。現代の40代の人生全てを追いかけた朝ドラって、初めてじゃないか。楽しい半年でした。

このドラマは美術がすごいと思った。かつて自分が使っていたツールや、見た風景や、習慣のようなものを追いかけてくれていた。それらのおかげで、その時の雰囲気を僕は思い出せた。僕が「半分、青い。」への共感を失わなかったのは、それが大きな理由だと思う。

僕より年配の同僚は「ひよっこ」から懐かしさを得ていた。そして僕は「半分、青い。」に。僕より後の年代の同僚は、どちらのドラマも苦手と言っていた。特定の年代だけに訴求度の高い朝ドラは苦労する。歴史を描く朝ドラの方が、人気を得やすい。その点で、次の「まんぷく」は成功するだろうと思う。

だから(?)、「半分、青い。」は、冒険的なドラマとして、成果を出したと思いたい。ゴールの見える歴史もの朝ドラの安心感も素敵だが、先の見えない物語も必要なのだ。

なので、北川悦吏子にはまた朝ドラを書いて欲しい。止まらないスズメの生き方みたいに。ドラマ内の時間の使い方や、終盤への駆け上がり方など、やり残したことはきっとあるだろうし。「おひさま」「ひよっこ」の岡田惠和も、「ちゅらさん」の時はバタバタしてた(「似ている!」のセリフとか、ゆがふのシーンとか)印象あるよ。

あと役者が良かった。永野芽郁、すごいな。映画「ミックス」を観た時も思ったけど、色んな役をできる。まだ19歳。すごいな。