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木住野佳子、上松美香のコンサート

今日はこれに足を運ぶ。どんな内容なのだろう。演奏時間はどれくらい? デュオとソロの割合は?

http://www.k-af.com/k-af06/hana/goen-4.html

入場してパンフレットをもらうと、西嶋徹さんというベース奏者も入れた三人でのコンサートだった。木住野さんのオリジナル曲で始まる。木住野さんは思ったより逞しいタッチ。曲がいい。自然番組(?)のBGMなどに合いそうな耳優しさ。木住野さんご自身でマイクを持ち、曲の説明などをしておられた。雰囲気のある落ち着いた声。

上松さんは4曲目から登場。冒頭のアルペジオでビリッと来た。アルパを生演奏で聴くのは初めてだったのだが、僕の中にアルパ演奏の良し悪しを判断する基準がないせいか、無防備に感動してしまった。きらびやかでいて爽やかな音色、音量を微妙に変化させていく演奏、リズムを立てる仕草、目と耳が惹きつけられた。久しぶりに清新な気持ちで音楽と相対した気分。かつて「題名のない音楽会21」に上松さんが出演したのを見て、変なテンションな人だなと思っていたが、今日もそのへんの印象は変わらずw けど音楽家としての力は本物だと思った。また聴いてみたい。

木住野さんの演奏は、繊細に音色を作っていく箇所では煌めきあるのだけど、場面の展開でもっとコントラストがあれば良いのにと思う。「ワルツ・フォー・デビイ」で、急にスウィング感が増える変奏があったのだけど、ベースにはクッキリと音を立てて刻んでいこうという意志が感じられたのに対して、木住野さんは段々ノっていくような感じで、ある意味もどかしい。ペダリングもワンパターンな印象が残る。ヘミオラっぽいリズムを出したほうがいいところなどでは、思い切ってノン・ペダルでもいいんじゃないかな。それに同じ和音を左手で刻む間もペダルを踏みっ放しにすることが多く、部分によっては一度くらい切ったほうが・・・。そういう個性なのかな。

アンコールの「星に願いを」で弓を持った西嶋さん恰好良かった。

それから上松さん作のギャグをメモ、「アルパはパラグアイ産ですが、皆さんの腹具合はいかがですか?」

続けて木住野さんのギャグをメモ、「続いては『Con Passione』という曲です。切り方を間違えると『コンパしようね』ですね」