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「日本的経営が社畜を生んだ理由」だそうで

色々読み回っていたら、こういうエントリにぶつかった。

日本的経営が社畜を生んだ理由 - elm200 の日記

何と言うか、今の環境がそのまま過ぎて笑うしかない。

「社長のつもりで考えなさい」
  はっきりした指示を出す工夫はしたいと思う。しかし指示が来るまで待つのではなく、自分は何をすべきか考えるのがマネージャーの仕事だと思う。物事の全体像を俯瞰し、一段高い視点から判断できるようになってほしい。自分の狭い責任範囲にこだわり会社全体の視野を見過ごさないように。
 部門全体の利益、動きに敏感になって、幹部と一緒に会社を引っ張る牽引役になってほしい。
 経営者の立場に身をおいてすべての判断をしてほしい。

いやあ、すごいな。こういう日本人ボスっているよね。

こういうの、言われた記憶があるもの。マネジメントをする立場にある人にはそれなりの手当てがついている。大局的見地の保持と業務配分の責任がその仕事の中心。なのに、フラットな立場にいる誰かを一本釣りして、同じような視点で仕事をしろなんてことを言ったりする。無理。それにその人の責任放棄だ。末端の人間は手仕事も少なくない。他の誰かに仕事を割り振る権限すらないのに、その裁量まで含めて責任を被せるとか無茶苦茶。誰かに仕事を割り振ることを原因に、ギクシャクするのも面倒だもの。

一見、日本人ボスのいうことは、経営者にとっては理想的にも見える。ただ問題なのは、「経営者の立場に身をおく」というのが、単なる精神論に終わってしまう可能性が高いという点だ。そもそも、組織のヒエラルキーの下の人間には、組織全体を俯瞰できるような情報が与えられていない。その中で「経営者のように行動しろ」と言われれば、無限の長時間労働を以て応えるしかないのではないか。

無限の長時間労働・・・。そうなんだよな。なのに、帰るのが遅いとか怒られもするわけで。もう意味分からないですよ、毎日。