西村朗「作曲家がゆく 西村朗対話集」
- 作者: 西村朗
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2007/05/30
- メディア: 単行本
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読了。とても面白かった。対談に登場した作曲家にとっては和声だの対位法だのの作曲技法的な要素は既に遥か昔のことなのだろう。自分の音楽語法を個性を表現し続ける気概と新鮮なキャラクターを持っている人ばかりで、今を生きるこれらの作曲家と同じ時代に居られることを誇りに思えた。最後に収録されているピアニスト・高橋アキさんと西村朗さんの対談を読んで、「ヴィシュヌ」を聴きたくなった。楽譜も買ってみようか。お金がない。
大編成の吹奏楽団を指揮できるような機会がもう一度訪れたら、絶対に「巫楽」をやりたい。思い直せば、僕が西村朗さんの名前を知ったのは10数年前の「バンドジャーナル」の特集「後世に残したいオリジナル作品」だった。色んな奏者や作曲家や指揮者がそれぞれのベスト10を列挙する企画で、何人もの回答者が「巫楽」を挙げていたのだ。あの号、まだ手元にあったかどうか確認してみよう。