ストイコビッチ
ストイコビッチ本、読書中。
リードしながらもガンバに痛恨の逆転負けを喫した帰りのバスで、悔しさを募らせるストイコビッチ。しかし、その場でイビキをたてて眠るチームメイトが居たという。その際のストイコビッチの描写。
妖精は驚愕した。日本の選手はこんな状況の中でも平気で眠れてしまうものなのか! サッカーのゲームはストイコビッチにとって人生の再生に等しいという。たとえるなら、90分の間に自らの存在が生まれ、躍動し、眠りにつく。それくらいの思いがある。
「それがまるで日常雑務の流れ作業みたいに忘れられることが信じられなかった」
プロフェッショナルという言葉を考えさせられる描写だな。僕はアマチュアの性質は「熱意」と「謙虚さ」だと思うが、プロフェッショナルには、これに「責任感」をつけ加えたい。上手くいかないことを悔しいと思うこと、それは「責任感」から出てくるものなのではないか。それがないプロは、本当のプロフェッショナルではないと僕は思う。