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ダグラスは全集録音しないのか?

名演奏の予感を持ちながら彼のラフマニノフピアノ協奏曲第2番」を聴く。マイケル・ティルソン=トーマス指揮のロンドン交響楽団

Rachmaninoff: Piano Concertos Nos. 2 & 3

ピアノの安定感はかなりのもの。ツィマーマンだけが特別なわけではない。それにツィマーマンからは感じにくい詩情(意図的に排除してるとも思うが)も豊かだ。崩しもある。色々な音色も持っている。太い音楽だな。第2楽章も弱々しいだけの演奏にはならず、素敵だ。オーケストラが本気度の高い演奏を展開していて、グッと来る瞬間多々あり。特に金管中音域の存在感は素晴らしい。和音の推移を丁寧に見せてくれるところなど、憎い演出だ。さすがロンドン交響楽団、底力がある。

このCDに併録されていたバイロン・ジャニスの第3番も良かった。シャルル・ミュンシュ指揮のボストン交響楽団も大熱演で、好きな部類だ。ジャニスのテクニックは凄いな。ホロヴィッツブロンフマンも霞む。と調べてみると、彼はホロヴィッツの弟子だったようだ。