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村上春樹「ノルウェイの森」

読了。僕はこの本を10年以上前に読んだことになる。当時はあからさまなセックス描写にだけ、目が行っていたような気がする。刺激が強い。この10年の間に、色々なことがあったな、と淡々と思う。人と出会い、別れ、理解しあい、反目し、怒り、愛した。と、適当に書き散らすバカもの。ただ、そういうことで、救われたり安らいだりすることがあることを今は知っているのが、10年前との大きな違いだろう。

10年前の僕はジャズを知らなかった。今回の再読で「カインド・オブ・ブルー」が登場していることを知る。バックハウスベームブラームスは知っていた。

緑が眩しい。鋭いほどに輝いている。こんなキャラクター、他の村上作品に出てくるだろうか。