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FM

通勤途中、携帯でFMを聴きながら投稿。

マリオ・ブルネロのチェロ、ルケシーニのピアノで、シューベルトソナタ。続けてルイサダのピアノ、ミッコ・フランクの指揮でベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」。ブルネロのチェロは趣味がいい。滑らかで崩れたりすることはない。有名な曲をここまでしっかり聴かせてくれることは、凄くて特別なことなんだと最近気付きつつある。ミッコ・フランクは何歳だったろうか。はっきり覚えていないが、まだ20代だろう。若い指揮者に指揮台に立つ機会を与えることは大切なことだと思う。指揮の力量は、何度指揮台に立ったかで量ることが出来ると思うから、早いうちからその場を何度も経験させることだ。フィンランドの指揮者教育が凄いだの何だのと言っているが、ことは簡単。指揮棒の振り方ではなく、リハーサルの進め方とか指示の出し方などを、実際の奏者を目の前にしてやっていくことでしか醸成されない才能がある。そういう意味では日本の指揮者教育は不十分なのだろう。連弾相手に指揮を振って何の足しになるのだろう。

そして帰宅の電車内。FMではドゥダメルの演奏を放送している。今夜はドイツのオーケストラとのブラームスが聴けるらしい。そう言えば、ドゥダメルの顔を初めて見た時、映画「アマデウス」のモーツァルト役の人(トム・ハルス)を連想したことを思い出した。天然児的な風貌。放送されたのはブラームス交響曲第2番」。もし僕がオーケストラを指揮できるとしたら、世の中が引っくり返ってもあり得ないが、この曲を選ぶと思う。ドゥダメルは粛々とノーマルな演奏を続けた。感動を連れてきてはくれなかった。