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久々に遠出してマルティヌー、山田耕筰

外出をした。久々の遠出になったので、CD屋にも立ち寄ってみた。

マルティヌー:交響曲全集(3枚組)

Brilliant Classics (2008-06-24)
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以前からマルティヌー交響曲に対しては、聴いたこともないのに親近感を持っていた。仕事上身近な人が注目している姿を傍で見ていたからだ。演奏会があれば足を運んでいるようだし、もちろんCDも集めているようだった。そんなことを思い出しながらCDを手にとりジャケットを見て、最近拝見した「http://d.hatena.ne.jp/Geheimagent/20100206/p1」も思い出して、結局買うことにした。根拠なくヤルヴィ息子の指揮だと思い込んでいたので、ネーメ・ヤルヴィのほうで得した気分。

以前から日本の管弦楽曲には関心を持ち続けている。けどそれは、主に戦後の作品(例えば矢代秋雄とか)に対してだった。弁解すれば、戦前の作品を耳にすることが出来る機会や録音は圧倒的に少ないから、気持ちの向けようがなかったのだ。そんなこともあり、たまたま山田耕筰のCD(山田耕筰:序曲ニ長調/交響曲ヘ長調「かちどきと平和」/交響詩「暗い扉」/交響詩「曼陀羅の華」)を買ってみたりしても、「作品のクオリティとしても存在価値としてもどうなのかな」と冷めた感想を持っていた。

が、最近、日本の吹奏楽の歴史を調べてみたり、小倉朗の自伝「北風と太陽―自伝 (1974年)」や秋山邦晴昭和の作曲家たち―太平洋戦争と音楽」を読んでみたりしては、もったいない気持ちで戦前の作曲家たちの作品を聴いていたものだと反省している。そしてその懺悔として、買い残していた「日本作曲家選輯」からもう一つの山田耕筰作品集を買う。ライナーノートにきちんと目を通そうと思う。パイオニアとしての山田耕筰。偉大だ。