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加納朋子「てるてるあした」

てるてるあした (幻冬舎文庫)

てるてるあした (幻冬舎文庫)

読了。ミステリのつもりで読み進めていたので、肩透かし。爽やかな話ではある。発する言葉を大切にしていくことを主人公が身につけていく感じは、「霧のむこうの不思議な町」や「千と千尋の神隠し」のようだと思った。そして男性の登場人物に余り重要な役割が割り振られていないことも似てるかも。違うのは、主人公が追い込まれた境遇の厳しさの度合いだろうか。放送されていたドラマは部分的に目にしている。その時、黒川智花に感じた苛立たしい雰囲気は、演技だったのかと納得できた。ドラマも全部通して見てみたい。

読了の瞬間は屋外だった。太陽は素晴らしい。と書いて朝日ソーラーのCM「太陽、カモン!」を思い出してしまい一人で笑う。