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アバド/ルツェルン祝祭管のマーラー「復活」

アバド / マーラー : 交響曲第2番 [DVD]

アバド / マーラー : 交響曲第2番 [DVD]

とある人に貸していただいた。どこか軽い。破綻の無さが逆に信じられなくなる。誰か勇んで足出さないかな、と思ってしまう。楽しみ方が屈折してきたぞ僕。

アバドの指揮は分かりにくくて好き。こういうほうが奏者側にアンサンブルをやろう、整えようとする気概が生まれる気がするのだが、実際のところはどうなのだろうか。僕の大好きな変拍子盛りだくさんの曲だったりすると、アバドの指揮ではきつい気がする。いや、変拍子だろうか難しかろうがアンサンブルをさせていく指揮をしたほうが一体感が出るのだろうか。指揮者からの情報を一人一人が勝手に受け取るのではなくて、オーケストラとしての一体感が得られる「一点」で指揮者からの情報を受け取ることが出来れば、本当に凄い音楽になるのかも知れない。アバドにはそういう一点をオーケストラ側に求める才能があるとは思う。うまくいかないオーケストラもあるだろうが、このルツェルン祝祭管はそれが出来るのだろう。けど、それにしてもこのサクサクと音楽が進む割り切り方には、聴いていて迷いが出てくる。