2007-02-14 何かを表現する 呟き 何か表現する際に、比較できる対象を持ち出して違いを言及していくのは、何かを言っているようでいて、実は何も言っていないに等しいと思うのは僕だけなのだろう。実際のところ、そのほうがものを書きやすいと思うのだ。濃い緑と薄い緑を並べて「こちらのほうが濃い」とかなら、誰でも言える。そんな表現方法よりも、その緑の質や、緑を見た時の書き手の感慨について書き連ねていくほうが責任も伴うし、自己の中にある色を観察する態度に繋がっていくと思う。それに他の人が書いたフレーズをそのままに組み込んでいくのも感心できない。