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モーツァルト「交響曲第40番 ト短調 K.550」

この作品を初めて聴いたのがいつだったのか。子供の頃、ピアノを習い始める前だ。小学校に上がった直後だろう。聴いていたのは家にあったLPレコードだが、演奏者が誰なのかは今となっては確かめる術もない。記憶にあるものは、中庸なテンポで優しい演奏。

今日取り出した、激安10枚組モーツァルト交響曲全集。アレッサンドロ・アルゴーニ/オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ。

Mozart:46 Symphonies

Mozart:46 Symphonies

第1楽章は、なぜか激遅くて笑う。その割りに、音色も決してこなれた感じではなくて、ただフレーズを見えなくなってしまっているだけのよう。弦楽器の音程には疑問符つきまくり。ダラダラ。ムーディではあるが。この全集は初期交響曲を聴くためだけなら意義ある存在だと思うけど、この曲だけで言えばヤバい。

続けてカール・シューリヒト/パリ・オペラ座管弦楽団

Carl Schuricht: The Concert Hall Recordings

Carl Schuricht: The Concert Hall Recordings

アルゴーニを聴いた後では、速すぎて心配になったw 深刻味のある演奏で、少しくらい気を抜いてメリハリをつけても良いのではないかと、思ったり思わなかったり。でもそのテンションで最後まで押し切ってしまっていて、その力感はなかなかのもの。最終楽章の12音を使った転調の箇所には、切りかかってくるような凄みが感じられる。怖いくらい。

さて・・・。