ブロンフマンのほうが
- アーティスト: ブロンフマン(イェフィム),ラフマニノフ,サロネン(エサ=ペッカ),フィルハーモニア管弦楽団
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 2000/11/01
- メディア: CD
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ブロンフマンの弾くラフマニノフを聴く。第2番と第3番。ブロンフマンが目指しているのは、ラフマニノフの音楽の厳密な意味での再現のようだ。僕自身、楽譜をきちんと読めていないので明言は出来ないが、ここで聴けるのは完璧なテクニックのような気がする。
完璧で思い出したが、ツィマーマンの録音も同じような側面から評価されていた。テクニックが凄いだの、作品に新しい光を当てただの、読んでいて冷めてしまうほどの高い評価だったが、テクニック・迫力・オーケストラの出来、その全てにおいてブロンフマン盤が優ると思う。ツィマーマンだけがもてはやされる意味が分からないな。あえてひねりだすなら、ルックスの違いと小澤征爾のネームバリューか。どちらも微笑みの無い演奏だけど、ブロンフマンの録音があれば、この方向の演奏としてはツィマーマンは必要ないかと。
ツィマーマンか・・・。嫌いでは無いのだけど、語託が多いのと、考えているかのような容姿が、僕は受け入れられない。演奏以外の雑音を僕がキャッチし過ぎなのだろうか? とりあえず、皆が誉めるものは冷静に聴こうとする、妙な習慣はある。それをやめたほうがいいのかな?