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速いのに何をやってるかが分かるコチシュ

まだ続くラフマニノフのピアノ協奏曲。今日はゾルタン・コチシュの演奏を聴く。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

画期的な内容だと思う。快速なテンポ。その分、今まで僕が感じることができなかった大きなフレーズが見えてくる。なのに、細かいところのうつろいも犠牲にはしていない。コチシュ、凄いな。この迷いの無いタッチは好きだ。第2楽章、どことなくスウィングしてないか? 背後には3連符があるのだから有り得なくも無いが、ここにも驚き。

オーケストラも、楽しい瞬間を用意してくれるパートが多い。特にティンパニだ。決めの場所だけではなく、「こんなこともやっているんだよ」的に、思わぬ場所で趣味良く聴かせてくれる。木管が個性薄いが、気になる箇所はわずか。