ドビュッシー「夜想曲」
彼女は夜想曲の「祭り」が大好きなのだそうだ。僕も好き。色々な要素がグシャグシャーと提示されて、それが圧倒的なカタルシスをもって融合するようなところが。旋律も伴奏もない。どのパートも遣り甲斐を持って演奏できる曲じゃなかろうか。スコア欲しい。
今日は色々と聴いてみた。
- ジャン・マルティノン/フランス国立管弦楽団
- ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
- ポール・パレー/デトロイト交響楽団
- エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団
- グィド・カンテルリ/フィルハーモニア管弦楽団
- アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団
- コンスタンティン・シルヴェストリ/パリ音楽院管弦楽団
- ヴァハタン・カヒッゼ/トビリシ交響楽団
ポール・パレーが凄くいい。リズムに淀みもないし、快速なところも清清しいのに、音色の多彩さにも欠けていないという、素晴らしさ。アンセルメとかマルティノンのように、テンポゆったり目・歌うところ歌う式でやれば、そりゃ音色は素晴らしく鮮やかになるだろうけど、ずるい。カヒッゼの不思議なバランスも面白い。デュトワが欲しくなってきた!