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ピリオド・アプローチについて

ベートーヴェンの話も書かないで、パイヤール室内管弦楽団ヘンデル「水上の音楽」を聴いている。格調の高い演奏。毅然とした発音から始まり、その音がフワーッと消えゆくまでの真っ直ぐさ、人が弾いているとはとても思えない。絶妙のバランスで、華やかに音楽は続いて続いて。素敵な時間です。

この演奏はいわゆるピリオド・アプローチなのだろうか? 指揮のジャン=フランソワ・パイヤールは、確かフランス・バロックの研究者ではなかったか? もしかすると何らかの研究の成果がここに響いてるのかも知れないけど、そういう作られた感じはしない。とても自然に音楽が流れていくもの。自然に体に染み込んでいくもの。それにオーケストラのこの整理され具合は、皆が目指す音楽を噛み砕けていればこそ生み出せたのだと思うが、どうだろうか。

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ベートーヴェンの交響曲、一番先鋭的なのは?

人真似にならないように情報を得たいから、比較的新しい音楽を聴くことが多いが、今はベートーヴェンに回帰中、夢中。けどベートーヴェン、全然古くない。今まで何を聴いていたのだと、今までの集中力の無さに呆れている。特に交響曲第8番がリズムや旋律の面で、とても尖がっていて驚く。第9番よりも、やってることは新しい気がしてきたよ。第7番よりも、もっと演奏されるべき曲だと思う。その理由は後ほど書こう。