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NHK音楽祭

ダニエル・ハーディングブラームス。ちょっと楽しみ。聴きながら。この人、運がいいのだろうな。

音楽の流れが感じにくい指揮姿。流麗さを求めてはいないのかも知れないが、部分的にはベッタリとレガートしたりもしていて、よく分からず。この交響曲2番は、ヘミオラ頻出の楽しい曲だが、今回の演奏では拍節感が感じられず、ヘミオラが出てきた時の驚きとかが少ない気がする。気がする。裏拍アクセントの箇所を、はっきり表拍のよう振ってしまうのは問題だと思うが、どうだろう? それから見ていて感じるのは、プレイヤーの表情が意外に冷静なこと。今回のブラームスは面白さよりも、合奏の瑕が耳につく演奏だった。ブラボーが出たが、それは有り得ない。会場で聴けば違う印象を得たかも知れないが。

モーツァルトのほうが遥かにいい。指揮もいい。ブラームスほど複雑な絡み合いがない作品のせいだろうか。的確な指示と、音楽の動きに合うアクションが素敵だ。この人、ロマン派以後にはまだ手を出さないほうが良かったりして。