金聖響/シエナのジョン・ウィリアムズ
昔、ルロイ・アンダーソンの「トランペット吹きの休日」の録音を聴きあさった。フィードラー指揮のものやロチェスターかどこかのオーケストラの演奏のものとか色々。お金はないので、ピアノ教師が貸してくれるカセットテープを聴くのが中心。そんなことをやっていて一番巧かったのが東京佼成の演奏だった。パリッとした音色。迷いのない音量変化。当時は「凄い」と感心して、他の演奏を馬鹿にしたりしたものだが、吹奏楽のトランペットは基本的に倍管以上なわけで、吹く場所は多いが余力はあるはずなのだ、おそらく。録音の環境なども良いだろうし。