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郎朗のラフマニノフ

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

昨日買ったCD。ラフマニノフピアノ協奏曲第2番。フルプライスのCDを買ったのは久しぶりで、ちょっとした罪悪感があったりなかったり。

演奏は好き。ペダルに頼ってないから音の隙間は多いけど、音色が綺麗でどこまでも整理されているせいだろう、頼もしく聞こえる。難しい曲だということを忘れさせてくれる。音量も充分、第1楽章の最後も全く埋もれない。余裕がある。レベル高いよ。重くて深い音が続く。

だけど、ライブの映像で耳にできたような遊びが少ないな。期待しすぎたか。何度も聴かれることを想定したCD、そう変なことはできないか。ゲルギエフも、彼だったらもっとやってくれそうと思っていたけど、意外におとなしい。けど小澤征爾のように伴奏伴奏してるだけではなく、ドカンとやるとこはしっかりやってくれる。ありがとうと言いたくなる。

けど全体では、感動や驚きは少なかったな。郎朗、今度来日したら聴きに行きたい。

郎朗のラフマニノフ(続き)

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

パガニーニの主題による狂詩曲」は良い作品。聴きながら「海馬」を読もうとしてたが、音楽が聴け聴けと猛烈にアピールしてくるので、音楽に集中。単にピアノが弾く箇所が多いだけかも知れないが、この演奏のほうが、より郎朗らしいと思う。音色綺麗だな。第18変奏、美しい。やわでは無いから泣き節には陥らないし、素晴らしい。ゲルギエフも第2番よりこっちのほうが楽しそう。

高かったけど、暫く飽きないと思う。面白いCDだった。

ビル・クロウ/村上春樹訳「ジャズ・アネクドーツ」

ジャズ・アネクドーツ (新潮文庫)

ジャズ・アネクドーツ (新潮文庫)

ビル・クロウの「ジャズ・アネクドーツ」が文庫化された! やった! いくら村上春樹が好きでも、彼が訳した本まで単行本で買う気はないから未読だった。仕事帰りに買えたら買おう。前作(村上春樹の前訳?)の「さよならバードランド」では、クロード・ソーンヒルの興味深いキャラクターが暖かい筆致で綴られていただけに、今度も期待大きい。

クラウディオ・アラウの慈しみに満ちた音

この前買ったフィリップス・スーパー・ベストの3枚のうち、iPodに入れることにしたのがクラウディオ・アラウのCD。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番

第1楽章を聴いていると、理由もなく泣き出したくなる。この優しさに満ち溢れた音楽を、何と形容したらよいのか。こういう美しい音楽がこの世に存在することを、感謝せずには居られない。土に水が染み込むように、緑の葉が陽の光を受けるように、この演奏は僕の気持ちにゆっくりとゆっくりと近付いて、僕の何かを少し変えてしまう。あらゆる音に分け隔てなく注がれるのは、このショパンの曲に対するアラウの愛情だ。その思いを僕は受け取る。どの場面でも、僕の集中力は途切れなかった。