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村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

この短編、単行本で出てすぐ以来読んでいなかったが、再読。村上春樹の短編への勝手な感想だが、隙間が多いというか、風通しのいい感じを受けるけど、この短編はとてもとても固められている感じだった。「カンガルー日和」「中国行きのスロウ・ボート」収録の短編などは、どこか人間離れのした感じなのだけど、この短編は全く逆。人間が書いたということが分かるし、想像力を働かせる暇もないほどにリアルな描写。例えるなら、とても丁寧に作られた一軒家のような印象。

iPodのシャッフル機能で遊ぶ。3,683曲も入ってて、聴き始めて20曲程度なのに、ザヴィヌルが2回も登場した。そんなものか。まったり音頭に癒され、スザート組曲の第1曲との久々の出会いにハッとして、ゴツゴツとした坂本龍一のタッチを味わって、カザルスの歌に酔う。こりゃ楽しい!