読みながらメモ
第1番
- 音楽学の講義ではない。
- 少しだけ音楽学的な話。
- 「ド・ミ・ソ・シ」の和音というのは、単にC(ハ長調)の主和音プラスF(ヘ長調)のドミナント(属音)というだけではなく、ド・ミ・ソの4度上のファ・ラ・ドのドミナントにもなっているのです*1。
- 美事。
- 「純粋音楽」=「純音楽」=「何の意味もない、純粋な音楽」
- 「運命」や「英雄」は「純粋音楽」とは呼ばれていない。
- 純粋音楽にさまざまな意味がまとわりつきはじめるのはベートーヴェンの交響曲からのこと。
- 「純粋音楽」を形式として確立したのが、ハイドンやモーツァルトの古典派と呼ばれる作曲家。
- 純粋音楽に意味を持たせはじめた最初の作曲家*2。
- メヌエットは優雅でゆっくりとしたテンポ。
- ベートーヴェンのメヌエットは踊れない。テンポが速すぎ、激しすぎる。2拍子に聴こえるほど。
- 「2拍子に聴こえる」を撤回。3拍子に聴こえるように演奏しなければ。
- メヌエットとベートーヴェンが書いているが、あきらかにメヌエットではない。中身はスケルツォ*3。
- ベートーヴェンらしいフィナーレ*4。