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ホルスト「吹奏楽のための組曲第1番」を聴いている

改めて色々な録音を聴きまわっているのだけど、理想的な演奏に出会えない・・・。

  • フェネル/イーストマン、開拓者としての存在意義と熱意はあるけど、やはり録音が古い。ピッチが怪しく、楽譜間違いも多い。
  • フェネル/クリーヴランド、響きは綺麗だけど、楽譜が完全に再現されていない。シンバル叩いてなかったり、ね。
  • エリック・バンクス/ロイヤル・エア・フォース、テンポが素敵な演奏。一所懸命さはあって好感度抜群だけど、巧くない。
  • アメリ海兵隊、豪快な演奏で楽しい。けど楽譜の改変が多すぎてズルイ。「間奏曲」のコルネット・ソロにユーフォを重ねていたり、ね。
  • 自衛隊音楽隊、僕自身が聴き込んできた演奏なのでしっくり来る。響きが安定してるのも良い。けど、改めて聴くと演奏ミスが多い。8小節早く吹き出したり、ホルンが外したり。
  • ハンスバーガー/イーストマン、編成が薄くて色んなフレーズに耳が行くのがいい。少し響きがガチャガチャしていて、いっぱいいっぱいな感じもある。
  • シエナ、とても安定感があって、コルネットのトップの歌心が素敵。一番平均点が高いかも知れない・・・。けど、前にも書いたように、構成や仕掛けへの配慮が少ないかと。

面白いなあ、この曲。何にしても、フェネル/イーストマンを代表盤とする必要はもうなさそうだ。この録音を代表盤として挙げる方は、響き以外の要素を聴き取っているのではないかな。僕が自衛隊音楽隊の演奏から離れにくくなっているように。