数の悪魔
「数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜」を読み終えました。呆気ない幕切れ。けど、これは楽しかった。読んで良かった。
もともと、数学が嫌いというわけではないのです。点はとれなくても、証明したり、数字を見て色々やってみる時間は好きでした。そういう時間の後は、頭がスッキリしているような気がするので、相乗効果でどんどん好きは増えていっていたように思います。けれどある時から、僕にとって数学は計算方法を覚える暗記教科になってしまいました。流行していたのです、「数学は暗記だ」というフレーズが。これが間違いの元だったのだと思います。もちろんそんな流行を鵜呑みにした僕自身がダメ。覚えておかねばならない公式はたくさんあるけれども、解法まで覚えてしまっては、数学に接する楽しみを味わうことはできない。今思えば、もったいないことをしたと後悔しています。
数学の楽しみを味わうため、また勉強し直したいと思っています。今からでも間に合うでしょうか。