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吹奏楽との出会いは

僕にとって、吹奏楽との出会いは全くの偶然。僕は病弱で、スポーツが出来なかっただけ、することが許されなかっただけ。ドクターストップ。

音楽はずっと側にあった。初めて口笛で吹けた曲はモーツァルトの「交響曲第40番ト短調」、小学生の時だ。吹奏楽と出会うよりも先に、ピアノと出会った。これも小学生の時だ。吹奏楽を聴くより先に、オーケストラを聴いていた。「タンホイザー」の行進曲や、ベートーヴェンの「ロマンス」、「タイスの瞑想曲」、そして「ボレロ」! 僕にとって吹奏楽は、それらの代わりのものだったのだ。

初めて吹奏楽で演奏した管弦楽曲編曲、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」には幻滅した。調が違ったのだ。C-durでは演奏できない人達向けの親切アレンジ。僕が「星条旗」がニガテなのも、吹奏楽部に入ってすぐに演奏した曲だからかも知れない。

でも吹奏楽が僕に、人と一緒に演奏する楽しみを教えてくれたことは確かだ。僕の地元で、たくさんの人間と音楽をしようと思えば、オーケストラ部も無いし、吹奏楽をするしかないわけだったし。どんなにいがみあっている人間とでも、一つの音楽が出来てしまう不思議。話したことがなくとも音楽を通してコミュニケーションが出来る不思議。

僕は今、音楽を作っている。それが思わぬ反響を生むこともあって、面白い。毎日が、面白い。そんな僕が吹奏楽をまたすることが、あるのだろうか。

とりあえず、来週演奏予定がありますけどw