「輸入盤」という敵
僕の地元には輸入盤のCDは売っていなかった。売っているクラシックのCDなんて、グラモフォンの「ベスト100」とか、東芝EMIの「ベスト100」とか、ロンドンの「ベスト100」とか、「ベスト100」みたいなものしかなかった。セラフィムもあったかな。インターネットもなかったし、買うことの出来ないCDばかりだったのだ。「輸入盤」という存在すらも知らなかったかも知れない。
輸入盤を日常的に見て買える地域に来てしまってからは、そしてその反動で病的な買い方をしてしまう。ネットで買うことも出来るようになってきたし、CD店にもネットにも僕を誘惑する輸入盤に溢れている。置いてあるだけで手にしてしまうのは、こういうレーベル。
彼らの誘惑はなかなか強い。まだまだ敵だらけだよ・・・。