「風の谷のナウシカ」のサントラを聴きながらのメモ
友人が貸してくれた「風の谷のナウシカ」のサントラを聴いているところだ。映画は何度も見ているが、サントラだけで聴くのは初めてかも知れない。
「ナウシカ・レクイエム」がヘンデルの「サラバンド」に似てるとか、「戦闘」の冒頭がブラームス「交響曲第4番」の第4楽章の主題に似てるとかは置いておいて、尖った音楽がこれでもかと続いていくので飽きないアルバムだと思った。ディストーションを利かせたエレキが出たと思ったら、和声を排した音楽でエスニックな空気を漂わせたりする。久石譲が各地で語る彼の原点でもあるミニマル・ミュージック。それ的なものもある。
宮崎駿はこの音楽を承服したのだろうか。他の宮崎アニメとは描いているテーマが大きく違うにしても、「ナウシカ」の音楽の多彩さというか、散らかり具合というかは、特異なものだと思うから。音楽のディレクションにまで手が回らなかったのではないかと勘繰ってしまう。
演奏者の水準は高い。アコースティックな楽器が特に。
そして3拍子だが、見当たらない(聴き当たらない?)*1。