グールドのモーツァルト
Mozart: Great Piano Sonatas
「ハ長調 K.330」を聴いているのだが、速い! ギリギリだ。モーツァルトのピアノ作品の演奏スタイル、どういうものがオーソドックスなのかは分からないけれども、グールドのこの演奏が極端な内容であることは確かだろう。低音部をガツンと打鍵していて、こういうのも驚きだな。楽しんで弾いているのは伝わってくる。ワクワクするなあ。嘘がない演奏は、何かしらの力をもらえる。
ところで、この「ハ長調 K.330」の雰囲気って、モーツァルトらしくないと思うのだ。根拠はないが。
続いて「イ長調 K.331」を聴いている。あっ! 歌声が聞こえた! グールドもこの録音の時は生きていたんだ。当たり前だけど、感動。