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2月の本

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:5701ページ
ナイス数:68ナイス

河童が覗いたヨーロッパ (新潮文庫)河童が覗いたヨーロッパ (新潮文庫)感想
「河童が覗いたインド」を読んで、ヨーロッパ版もあるのかと読み進めていた。妹尾氏が旅した時代が少し前なので、世の動きや物価などが現在と大きく違っていて、そこも面白い。ソ連がまだあるし、ボンは首都だし、通貨フランが使われている。家具の吊り上げのための腕木など、知らなかったこともたくさん。旅したいな。
読了日:2月28日 著者:妹尾河童
小説十八史略〈3〉 (ミューノベルズ)小説十八史略〈3〉 (ミューノベルズ)感想
劉邦項羽の攻防を描く巻。野放図なキャラクターな項羽がどうにも苦手。印象的な言葉は「武門には驕慢の血が流れている」。現代の軍隊や、軍隊に憧憬を抱く人々にも、驕慢の血は流れていると感じる。
読了日:2月22日 著者:陳舜臣
NHK 大河ファンタジー 精霊の守り人 SEASON2 悲しき破壊神 完全ドラマガイド (エンターブレインムック)NHK 大河ファンタジー 精霊の守り人 SEASON2 悲しき破壊神 完全ドラマガイド (エンターブレインムック)感想
ドラマが進んできたので、ストーリーダイジェストを読み直し。原作読もうかなあ、、、
読了日:2月19日 著者:
日本100名城に行こう―公式スタンプ帳つき日本100名城に行こう―公式スタンプ帳つき感想
スタンプ帳を目的に買われる方が少なくないみたい。コンパクトに情報がまとまっていたし、リーズナブルだし、なかなか良かった。現時点で足を踏み入れたことがあるのは、松本城一乗谷城岐阜城名古屋城伊賀上野城・松阪城・小谷城(麓まで)・二条城・大阪城篠山城松江城。100城制覇の道は遠そう。湯築城に行ってみたくなったが、まずは近場の愛知や静岡から攻めるのがいいかも。
読了日:2月18日 著者:
大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史 (文春新書)大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史 (文春新書)感想
世界史の試験問題と格闘していた遠い時代を思い出して、気分が良い。歴史の試験問題を解くことが大好きだったから、楽しめている。宗教改革中国共産党、昭和恐慌の経済政策、大日本帝国憲法日本国憲法あたりが、面白い。また読み直すことがきっとある。片山杜秀の博覧強記ぶりは途轍もない。
読了日:2月18日 著者:片山杜秀
史記 始皇帝 (My First Big SPECIAL)史記 始皇帝 (My First Big SPECIAL)感想
秦という国をもっと知りたくなる。
読了日:2月16日 著者:横山光輝
教師の心が折れるとき: 教員のメンタルヘルス 実態と予防・対処法教師の心が折れるとき: 教員のメンタルヘルス 実態と予防・対処法感想
心が折れそうになっている教師が読む本ではなく、心の折れた教師のケアについて考えたい人が読む本。
読了日:2月14日 著者:井上麻紀
バンドジャーナル 2017年 03 月号 [雑誌]バンドジャーナル 2017年 03 月号 [雑誌]感想
こんなに厚みのない(内容ではなく物理的な厚み)バンドジャーナルは初めて。内容は楽しみました。
読了日:2月14日 著者:
サティ―音楽の手帖 (1981年)サティ―音楽の手帖 (1981年)感想
いつ読むのか分からなくても、古書店などで手に取るタイミングがあれば思わず買ってしまうのが、やはり音楽関係の本。この1981年刊の「サティ」も買った記憶は曖昧だが、手元にある。巻末の年譜・作品リスト・参考文献目録、武満徹が編曲した「星たちの息子」の楽譜、三浦淳史が訳したミヨーの文章、松平頼暁が訳したジョン・ケージの文章、近藤譲が訳したマイケル・ナイマンの文章、と、一部を引くだけでも圧倒されるほどの充実の内容。秋山邦晴の仕事の細やかさも良く分かる。サティ好きなら必携かな。
読了日:2月12日 著者:
国家神道と日本人 (岩波新書)国家神道と日本人 (岩波新書)感想
13ある皇室祭祀のうち、11が明治に入ってから創設されたものという部分は、天皇崇敬が近代に整備されてきたことがよく分かるエピソードだと思う。新嘗祭元始祭紀元節はいずれも明治以後の創始。それを始めた理由についても丁寧な論考が加えられている。僕の地元・三重に関連する部分は、宇治山田に300以上あった仏教寺院が明治に入ってから15にまで減らされていたという部分。1871年には御師が廃止され、1887年には五十鈴川内側の民家が撤去された。神宮を称揚する街のムードは、近代に作られたものなのだ。
読了日:2月12日 著者:島薗進
近代天皇論 ──「神聖」か、「象徴」か (集英社新書)近代天皇論 ──「神聖」か、「象徴」か (集英社新書)感想
片山氏の「未完のファシズム」「国の死に方」、島薗氏の「国家神道と日本人」に目を通してから読むとスッと入ってくると思った。第一次大戦での勝利国(イギリス、フランス、アメリカ)が選挙による政体を採用し、敗戦国(ドイツ、オーストリアオスマン帝国)が帝政であった。帝政とも言える日本が、大正にデモクラシー傾倒したのはそれが理由なのでは、という提起が改めて面白い。「明治節」復活の動きには、注意を払いたくなった。日本国憲法の11月3日公布を決めたのは誰だったのだろう。2018年が来るまでの今年が分かれ目だな。
読了日:2月12日 著者:片山杜秀,島薗進
いちご戦争いちご戦争感想
今日マチ子の作品を映画化してはどうか。この作品を候補にしたい。
読了日:2月11日 著者:今日マチ子
三重の峠―自転車でめぐる峠の魅力三重の峠―自転車でめぐる峠の魅力感想
僕が越えたことのある峠の箇所のみ拾い読み。僕には自転車でめぐってみる体力はないので、どれも車で通ったのだけど…。著者が各峠を通った時のエピソード、峠の歴史や役割など、面白い。自転車でないと気付くことのできない風景があるのだな。
読了日:2月11日 著者:庄山剛史
サラリーマン金太郎 五十歳 (2)下 金太郎、世界営業する!: 集英社リミックスサラリーマン金太郎 五十歳 (2)下 金太郎、世界営業する!: 集英社リミックス感想
字が多くて疲労感。仮にこんな人物が現実に居たとしても、メディアが丁寧に隠し通して終わりだろうね。伊達三郎の国会での立ち回り方は、山本太郎を彷彿させる(暴力はあり得ないが)。
読了日:2月11日 著者:
ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2 (ヤングアニマルコミックス)ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 2 (ヤングアニマルコミックス)感想
次の巻は7月。その時までに日本という国が、この本の中にあるような苦しい死に方を若者に強いる国に戻っていないことを祈るばかりである。
読了日:2月10日 著者:武田一義,平塚柾緒(太平洋戦争研究会)
現代の名演奏家50 クラシック音楽の天才・奇才・異才 (幻冬舎新書)現代の名演奏家50 クラシック音楽の天才・奇才・異才 (幻冬舎新書)感想
機会がなくあまり聴いてこなかった演奏家に、この本を通して出会い直した気分。読みながらエレーヌ・グリモーを初めてまとめて聴き、響きに濁りのないサンソン・フランソワショパンを楽しみ、カラヤンの「新ウィーン楽派作品集」を買おうと決めた。生演奏に接したことのあるパイヤールが紹介されているのが嬉しい。網の目のように絡み合う演奏家たちの人生が、いきいきと輝いていてる。もう多くの演奏家たちが鬼籍に入った今は、彼らと同時代を生きることが出来たことに感謝したくなる。素敵な本です。
読了日:2月9日 著者:中川右介
戦争遺跡から学ぶ (岩波ジュニア新書)戦争遺跡から学ぶ (岩波ジュニア新書)感想
「戦争遺跡」の意義と実態を、50ヶ所の遺跡を通して語る本。地図がありがたい。日本の文化財保護法は、1995年まで戦争遺跡を保護の対象にしていなかったそうだ。「明治維新まで」と時期を区切り、また戦跡は対象にしない方針だったとのこと。城跡だって戦跡だろうに…。広島原爆ドーム世界遺産登録の動きで、やっと戦争遺跡を文化財として見る気運が生まれた。1995年と言えば村山内閣の頃。今の政治が戦争遺跡をどう見るか、考えるのも怖い。それにしても、岩波ジュニア新書は相変わらず大きな仕事をしてくれる。
読了日:2月8日 著者:
日本映画史110年 (集英社新書)日本映画史110年 (集英社新書)感想
これは素晴らしい歴史の切り取り方。世の中の動きを受けとめられるのは、文学や音楽だけでなく、映画もなのだ。もし人々の習慣や思考が何かをきっかけに失われてしまったとしても、僕らには何度でも参照できる映画がある。この本は1896年から始まる。教育勅語が出された6年後だ。映画は、日本という国家が作り上げてきた特異なナショナリズムを写してきた文化と言えるかも知れない。今後、1896年以後の日本の出来事を思う時は、本書でどのような映画があったか確認しよう。
読了日:2月7日 著者:四方田犬彦
ミュシャのすべて (角川新書)ミュシャのすべて (角川新書)感想
ミュシャの絵を初めて見たのはいつだったろうか。思い出せずに居るところに、この本に書店で出会って、帯で東京での展覧会のスケジュールも把握して、思わず購入した。よく知らない画家の、知らないことを見聞きするのは楽しい。
読了日:2月5日 著者:堺アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))感想
「読み直したい」と思った時に、家で探して見つからずに、書い直したりした結果、自宅に3冊あった。
読了日:2月4日 著者:童話屋編集部
織豊期主要人物居所集成織豊期主要人物居所集成感想
丹羽長秀足利義昭に目を通しただけだが、滅法面白い。出来事を時系列で並べるだけで、見えてくるものがある。出来事一つではなく、出来事と出来事を繋ぐ時間が人間の雰囲気を立ち昇らせる。
読了日:2月4日 著者:
殷 - 中国史最古の王朝 (中公新書)殷 - 中国史最古の王朝 (中公新書)感想
再読。「史記」の殷本紀だけに頼った殷周の像を少なからず崩してくれる楽しい本。
読了日:2月4日 著者:落合淳思
小説十八史略〈2〉 (ミューノベルズ)小説十八史略〈2〉 (ミューノベルズ)感想
呂不韋の数々の逸話には、嫌悪を感じることもあるが、秦王政との遣り取りにはなぜか清々しいものを感じる。劉邦の周囲に居る人物の中では、僕は張良に関心がある。この巻の終盤に出てきた。
読了日:2月4日 著者:陳舜臣
殷周伝説 第10巻 (希望コミックス カジュアルワイド)殷周伝説 第10巻 (希望コミックス カジュアルワイド)感想
陳舜臣の「小説十八史略」では妲己の別の逸話が書かれていたし、殷についての他の書籍を流し読みすると、実際の紂王の政治の資質には別のイメージが提案されていたりするので、横山光輝版のこのマンガでの描き方には注意が必要。と思いつつも、面白い。
読了日:2月3日 著者:横山光輝
日本の戦跡を見る (岩波ジュニア新書 (454))日本の戦跡を見る (岩波ジュニア新書 (454))感想
三重県自衛隊久居駐屯地には、旧陸軍歩兵第三三連隊の本部官舎と歩兵・砲兵の兵舎があるらしい。けど見に行けないよな、、。愕然としたのは宮崎県の「八紘一宇の塔」の存在。皇紀2600年に当たる1940年に建造された。戦後すぐに「八紘一宇」の文字は撤去。が、1965年に復元。いやはや。あと関心を持ったのは掩体壕。これは飛行機を隠して守るための施設で、全国各地に点在しているとのこと。しかし建造してみたものの、飛行機が空襲で破壊されたり特攻で失われたりして、格納されることがなかった掩体壕もある。おかしな時代だった。
読了日:2月1日 著者:安島太佳由

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