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グレチャニノフ「正教会の受難週間用の聖歌」

Grechaninov: Passion Week [SACD]

Chandos (2007-04-24)
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残響の多めの録音で、フレーズとフレーズの境目が自然に繋がっていて、とても美しい。聴いていて、ぼんやりとしてしまう。独唱は全体の響きの中からスーッと浮き上がるような効果で扱われていて、これも自然だ。人臭さがあまりなくて響きに耽溺できる。この雰囲気、どこかで聴いたことがあると思って色々考えてみたら、北欧の作曲家の作品を集めたオムニバスCDに入っていたトイヴォ・クーラの曲だった。

テキストが分かるといいのだけど、手元の「CHANDOS 30周年記念BOX」のブックレットには何も入っていない。聖書について理解できていればタイトルだけで分かるのだろうか? 後から調べてみようと思う。各トラックのタイトルを転記。

  1. Behold The Bridegroom
  2. I See Thy Bridal Chamber
  3. In Thy Kingdom
  4. Gladsome Light
  5. Let My Prayer Be Set Forth
  6. Now The Powers Of Heaven
  7. At Thy Mystical Supper
  8. The Wise Thief
  9. Thou Who Clothest Thyself
  10. The Lord Is God...The Noble Joseph
  11. Weep Not For Me, O Mother
  12. As Many Of You...Arise, O God
  13. Let All Mortal Flesh

グレチャニノフがどんな作曲家なのか、全く知らない。Wikipediaによれば最後はアメリカで没した人らしい。更に検索してみると楽譜が「Boosey & Hawkes」で見つかったりする。シャンドスからは意外にたくさん録音がリリースされている。交響曲なども書いているらしい。NAXOSに録音があることを見つけた。どんなオーケストレーションをする作曲家なのか、また機会があったら聴いてみたいと思う。