グレチャニノフ「正教会の受難週間用の聖歌」
Grechaninov: Passion Week [SACD]posted with amazlet at 09.10.18
Chandos (2007-04-24)
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- 独唱:キャロライン・マーカム(Ms)、ポール・ダヴィドソン(T)、ブライアン・テイラー(Br)
- 指揮:チャールズ・ブラッフィー
- 合唱:フェニックス・バッハ合唱団、カンザス市合唱団
残響の多めの録音で、フレーズとフレーズの境目が自然に繋がっていて、とても美しい。聴いていて、ぼんやりとしてしまう。独唱は全体の響きの中からスーッと浮き上がるような効果で扱われていて、これも自然だ。人臭さがあまりなくて響きに耽溺できる。この雰囲気、どこかで聴いたことがあると思って色々考えてみたら、北欧の作曲家の作品を集めたオムニバスCDに入っていたトイヴォ・クーラの曲だった。
テキストが分かるといいのだけど、手元の「CHANDOS 30周年記念BOX」のブックレットには何も入っていない。聖書について理解できていればタイトルだけで分かるのだろうか? 後から調べてみようと思う。各トラックのタイトルを転記。
- Behold The Bridegroom
- I See Thy Bridal Chamber
- In Thy Kingdom
- Gladsome Light
- Let My Prayer Be Set Forth
- Now The Powers Of Heaven
- At Thy Mystical Supper
- The Wise Thief
- Thou Who Clothest Thyself
- The Lord Is God...The Noble Joseph
- Weep Not For Me, O Mother
- As Many Of You...Arise, O God
- Let All Mortal Flesh
グレチャニノフがどんな作曲家なのか、全く知らない。Wikipediaによれば最後はアメリカで没した人らしい。更に検索してみると楽譜が「Boosey & Hawkes」で見つかったりする。シャンドスからは意外にたくさん録音がリリースされている。交響曲なども書いているらしい。NAXOSに録音があることを見つけた。どんなオーケストレーションをする作曲家なのか、また機会があったら聴いてみたいと思う。