「市民ケーン」を観た
適当に何も考えずに書く。4年前に500円で買った「市民ケーン」をやっと観た。
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DVDを買ってから今日までの間には、転職をしたり引っ越しをしたりで、僕の周囲は目まぐるしく変化をしたのだけど、この映画は4年前にぼんやりと観ても駄目だったかも知れない。なんてことを思う。
ここ数年の追い詰められ具合を経て人生を考えずにはいられないわけだが、年齢相応の歳の取り方が出来ていないことを少し実感している。友人たちから見ると、僕は好き勝手に生きている風であるらしい。それは年末に再会した友人たちの言を根拠にしている。人にとっての幸せだったり不幸だったりは、その人の選び方次第だと思っている。自分としては、流れを止めてみたり、飛び出したり飛び込んだりしてきただけなのだけど、そういう環境を固定しない感じが好き勝手で、年齢不相応なところなのだろう。これからどうなっていくか。いや、どう選んでいくかを考えている。それは「市民ケーン」を見て、改めて突きつけられる問題だ。大袈裟。
この映画は、映画技法的には様々な実験的なことが行われていたらしい。そういうことはよく分からないけど、モノクロの映画にも関わらず、色のうつろいの違いを感じられたのが愉快だった。
ところで、このケーンの人生は、いったいどこからが・・・。結局初めから宿命付けられていたという風な落とし所は本当に悲しいと思った。