西村朗が語る「クラシック」〜「クラシックの魔法 スピリチュアル名曲論」
西村朗がこんな書籍を著したらしい。これは読んでみたい!
また後できちんと調べたいが、西村朗が共著でない書籍を出版するのは初めてなのではないかと思う。吉松隆との対談形式の書籍である「西村朗と吉松隆のクラシック大作曲家診断」や、沼野雄司がまとめた「光の雅歌―西村朗の音楽」、現代の作曲家たちとの対談「作曲家がゆく 西村朗対話集」など、西村氏の音楽の背景や氏の考えに触れられるものはあったが、今回は彼自身が主導権を持って、いわゆる評価の定まったクラシックの作品を語るという。あのような厳しく独特の表情を持つ音楽を書く作曲家が、他の作曲家を、他の音楽をどう捉えているのかを知ることが出来るのだ。それは西村朗の音楽の秘密に近付くことに他ならないわけであり、これ以上の嬉しさはない。いやー、興奮してきたw
http://moura.jp/culture/nishimura/
講談社のサービス精神にももちろん驚嘆したのだが、西村朗の砕けた喋り口にも驚いた。
楽しいことや過激なことを言う言うw モーツァルトを「嫌い」と言ってみたり、自分の作品を指して「分別ゴミの一つ」と言い放ったり、そんなスパイスが効きつつ話の緩急がとても心地よく、楽しく見た。この人は本当にクラシックが好きで、オーケストラが好きで、作曲が好きなんだろうな。これこそ作曲家だ! 是非ご覧いただきたいところ。
本も買って読み終えたら、また感想を書いてみたい。