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洛南高等学校吹奏楽部の爆発力と遊びと真剣さ

洛南高等学校吹奏楽部が1992年の全国大会で演奏した「華麗なる舞曲」がiPodに入っていた。笑える。泣ける。よくもここまで、と。そしてもう16年前とは・・・。この年の演奏をもう一度映像で見たいな。ホルンのベルアップとか、課題曲終了後に打楽器からトランペットに移る生徒とか。こんな演奏が出来るに至った彼らの高校生活に僕は嫉妬する。

これより巧かったり面白かったりする洛南の演奏はほかにあると思うけど、これほどの爆発力と遊びと真剣さが一緒になったものはないと思う。作曲家から見れば大反則だが、難所を潜り抜けるための演奏上の工夫*1を用意する冷静さもある。

1992年の高校大会は金賞が多く、記憶に残っている演奏が多い。常総学院の「アルプス交響曲」、高岡商業の「シバの女王ベルキス」、東海大第四の「ローマの祭」、札幌白石の「ガイーヌ」、天理と習志野の「ダフニスとクロエ」。こう見ると吹奏楽オリジナル作品は洛南だけかも。

*1:ピッコロ・トランペットの最高音に木管を仄かに重ねる。フリューゲル・ホルンやサックスでホルンを部分的にサポート。トランペットの細かいパッセージを複数の奏者に分散させる。