今朝のFM
携帯のFMラジオを起動させたらルチア・ポップが歌うオペレッタ・アリアが流れ出した。持っているCDがFMで流れるとちょっと誇らしいのは、物欲や独占欲がそうさせてるのかな。ルチア・ポップのセリフが入るアリア「ウィーンは夜が美しい」(喜歌劇「春のパレード」)も放送された。このセリフの声の可憐さ! 今日帰宅したらもう一度聴こう。
オーケストラはネヴィル・マリナー/アカデミー。これもいい。所謂オペラ指揮者だと、響きが空虚になりがちだと思うのだ。物語の流れを大きく掴み取る必要があるし、ステージの進行や歌手のコンディションに合わせられるフレキシビリティが第一の能力になるのだろうし。その点マリナーは、融通はきかないし、目の覚めるような勢いはないのだけれど、安心して身をゆだねられるだけの濃く柔らかい響きを用意してくれる。響きの構築を志向する指揮者としてのマリナーは、カラヤン級に評価されてもいいと思うのだよね。
朝からどうでもいい話。