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交響曲第1番

交響曲第1番って、一生懸命だ。

ベートーヴェンらしさの一つ、執拗なリズムの扱い方は第1番ではっきりと聴かれる。僕にとっては第1番のほうが先進的で、第2番のほうが穏健に感じられることがある。ベートーヴェンがどんな気持ちで第1番を世に問うたのかは分からないけど、意欲的な作品であることは確か。僕が好きなのは第2番だけど。

ブラームスの第1番の気負いっぷりについては、古今東西様々な書き手が述べてきている通り。仰々しい序奏、屈折したヘミオラ、こねくりまわした感が素敵だ。ブラームスも今は第2番のほうが好きだな。困った。

マーラーが関心を持った詩的世界が発端のはずだけど、最終的にはマーラー自身の手で絶対音楽的なフォルムに落ち着かせた第1番。その後の彼の展開の素材がないまぜになっていると思うのだ。交響曲世界の展開の素材。好き。最近、第2番に浮気。

スクリャービンの第1番が今日話題に上ったのがこのエントリーのきっかけ。帰宅したら聴く。確か、合唱あり独唱あり笑いあり涙ありの大曲ですよね(誇張)。

プロコフィエフは、気負って書いたのを悟られまいとする風情がある気がする。「ピアノを使わずに書いたんです」っていう言い訳つき。シャイだなあ。

エルガーか・・・。伝えるものを厳しく選び取って、迷いなく構築した感が強いな。ちょっと聴いた感じでは陳腐なメロディが少なくないのだけど、確信の強さに酔わされてしまう。

RVWはなぜ「海の交響曲」から交響曲人生を始めたのかな?

カリンニコフは第2番のほうが一生懸命な雰囲気だな。

シューマン交響曲については、僕はあまり積極的な聴き手でないので書けない。

メモ終わり。