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下野竜也/兵庫県立芸術文化センター管弦楽団

これに行ってきた。兵庫県立芸術文化センター管弦楽団の演奏を生で聴くのは初めて。

第13回 定期演奏会 (兵庫芸術文化センター管弦楽団)

兵庫県立芸術文化センター大ホールの1階で聴くのも初めて。2階席で聴いた時の記憶と比べると、かなり響きがデッド。ブルックナーが心配になる。客席の雰囲気が不思議な感じ。盛り上がるんだが、盛り下がるんだか。配慮のない咳も多いし。それでも拍手をしている姿や態度は温かい。

ベートーヴェンの演奏については、あんまり覚えていない。作品の感想になるけど、ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中では第4番は独特な作りな気がした。生演奏で聴くのは初めてだったのかも知れない。

ブルックナーは、どうだったかな。ホルン・ソロは、冒頭こそ危なかったが、その後は一貫して滑らかなのにクッキリしてて素敵だった。トランペットのトップがバランスを飛び出て吹くことが多くて、下野さんが何度かジェスチャーで音量セーブを促していた。トロンボーンテューバのセクションは随分良い。あれだけ吹いて支えてくれれば、トランペットもたくさん吹きたくなるだろうな。ブルックナーだから休止頻出なのだが、緊張感も一緒に休止してしまっていたような。演奏者のせいなのか、指揮のせいなのか。コンサートマスターの豊嶋泰嗣さんが行き過ぎとも見えるほどの強いリーダーシップで音の出を合わせて行く。何度か飛び出ていた。下野さんの指揮は、音楽に寄り添うような指揮ではなくなっていて、以前聴いた時に感心した気持ちがどこかへ行ってしまった。しばらく聴いていないうちに僕の中で理想化させすぎていたのかな。もっと凄い指揮をする印象があったのだけど・・・。

また別の機会を楽しみに・・・。