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茂木健一郎/江村哲二『音楽を「考える」』

昨日の感想を読み返して思い直しているのだが、十二音技法やジョン・ケージの存在を初めて知るような人が読めば、また違う感想を持てるのかも知れない。二人が話し合っている事柄が僕にとって既知のことであるからと言って、簡単に落胆していてはいけないな、と反省。短絡的だな、僕も。勝手な期待をしては、目を濁らせることが増えてきたかも。歳をとった。そんな反省をしながら、また再読してみる。

それはそうと、僕が武満徹が言っていたと思っていた「自分の音を聴く」ということ。そのソースがどこにあるのか気になって仕方がない。過去のエントリでも武満徹が言ったこととして挙げているのだが、その記憶が僕に刻印されたのはいつだったのだろうか。