題名のない音楽会21
録画しておいた11月12日に放送されたものを見ている。どうして「題名のない音楽会21」は、佐渡裕さんばかりなんでしょうね。いや、佐渡裕さんに限った話ではなくて、この番組に出てくる人、パターン化してる気も。
さて、以下、今回見た番組中で、想い出のアルバムみたいに流れたテロップ。
- 佐渡裕 HISTORY
- 昭和36年 佐渡裕 京都に誕生
- 昭和47年 京都市少年合唱団に入団
- 昭和49年 卒業文集に綴った"夢"
- 昭和54年 京都市立芸術大学に入学
- 大学時代 やっぱり指揮者になりたい
- 昭和62年 タングルウッド音楽祭で小澤征爾に見出される
- 平成2年 バーンスタインの最後の愛弟子に
- 数々の受賞歴
- このシューマンの交響曲は私がバーンスタインからレッスンを受けた最後の曲です。バーンスタインから何かを託されたような気がする大切な1曲です。 佐渡 裕
- 世界に翔く 佐渡裕
- 海外を拠点に活動
- シエナ・ウインド・オーケストラ首席指揮者
- 兵庫芸術文化センター管弦楽団芸術監督
- バーンスタインの遺志を受け継ぎ 若い音楽家の育成に務めている
この執拗な自己顕示は誰の指示なのだろうか・・・。これでいいのだろうか。本人の指示ではないのかも知れないが、「オレがオレが」的な態度な紹介のされ方をする人物、その人の教育を受けてみたいと思うだろうか。
いつの頃からか、佐渡さんの汗を見なくなったような気がする。気持ちの入っていない瞬間が見受けられる気もする。放っておいても音楽が進んでいくような、ある意味指揮者の力量が問われる箇所での没入度の低さ。とても残念だ。あ、アダージェット終わりで汗が見えたw 気持ちリカバリー。
バーンスタインが、一流の指揮者だったことは誰もが認める事実だろう。作曲家としても歴史に残る仕事をした人物だと思う。アメリカ人としては初めてニューヨーク・フィルのポストを得て、ウィーン・フィルをはじめとする一流のオーケストラに何度も客演し、世界中の音楽家と愛好家の尊敬を集めたバーンスタイン。そういう彼が、そこまでの仕事を続けてきた彼が、長い人生の最期になって「教育」に取り組むことを選んだ。一流の音楽家が。
佐渡裕さん。教育することを、宣伝にしてしまってはいないだろうか。