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時代にそぐわない?

安倍首相が英米メディアに語ったそうだが、憲法第9条が時代にそぐわないとはどういうことなのだろう。

僕は「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」という部分に輝きがあると思うし、この条文の主語が「日本国民」であることにも納得する。これは僕を主語してもらっても構わない。僕は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。理想論かも知れないが、これがあることで日本人の中で続いている気持ちの持ちようは貴重だと思うのだが。

そしてなぜ日本国民の前でなく、英米メディアの前でそんなことを言うのだろうか。僕はイギリスもアメリカも、子供の感覚で外交をしてきた国家だと考えている。彼らの外交政策全ては、周囲を納得させるだけの根拠が全く見付からない。欲しいものを欲しいと言い、それを否応もなく実行する。彼らはそれを諦めることや、皆が納得する形で分配する方法を提案することを覚えるべきだ。子供ではないのだから。挫折を知らない国、または挫折を挫折と感じない国に、日本が引っ張りまわされるのは嫌だと僕は思う。スエズ動乱でのイギリスの狂気じみた行動を思い出している。ユーゴへの空爆の実態を考え直している。彼らの被害者面や、正義漢ぶった態度に僕は吐き気を覚えるし、それを感じていない日本の政治家達の神経を疑う。

いや、きっと日本の政治家もそういうことを乗り越えた上で判断を出しているのだと信じたい。実際のところどうなんですか?>安倍首相