「火の鳥」と「ダフニスとクロエ」
ストラヴィンスキー「火の鳥」とラヴェル「ダフニスとクロエ」とでは、どっちが先に作曲されたのだっけ? 響きの質としては近いものを感じているので、気になって。調べておく。
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」
初演は1910年6月23日。パリ・オペラ座。ロシア・バレエ団の手による。指揮は誰なのだろう? 記録があれば、また調べてみたい。何でもリムスキー=コルサコフに献呈されているらしい。リムスキー=コルサコフの存在ってとても重要だなあ、と襟を正してみたり。ラヴェルやドビュッシーも、リムスキー=コルサコフの管弦楽法に影響を受けたとされている*1し、ロシアからフランスに続く管弦楽法の系譜みたいなものを、楽譜の面から調べてくれるような人が出てくればいいのだけど。と、人任せ。
ところで、国内のバレエ団で、「火の鳥」を取り上げたところはあるだろうか。舞台の写真が見たい。
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
初演は1912年6月8日。同じくロシア・バレエ団の手による。場所はパリ・シャトレ座。指揮はピエール・モントゥー。作曲に着手したのは1909年らしい。ところで、ラヴェルはストラヴィンスキーと共同で、ムソルグスキーの「ホヴァンシチナ」を編曲しているらしい。これは、今も現存しているのだろうか?
*1:特に海の描写について。