ヴァイオリン奏者の系譜等 - ヴィブラート関連
- レオポルト・モーツァルト(1719-1787)、ヴァイオリン教本での記述
- ニコロ・パガニーニ(1782-1840)、演奏記録や伝説の類
- アンリ・ヴュータン(1820-1881)、シューマンとの親交、門下生
- ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)、録音の内容、門下生
- ヘンリク・ヴィェニャフスキ(1835-1880)、門下生
- パブロ・サラサーテ(1844-1908)、サン=サーンス等作曲家への影響
- レオポルト・アウアー(1845-1930)、門下生
- ウジューヌ・イザイ(1858-1931)、無伴奏ヴァイオリンソナタの記譜
- フリッツ・クライスラー(1875-1962)、録音の内容、発言等
- ジャック・ティボー(1880-1953)、録音の内容、カフェでヴァイオリン
- エフレム・ジンバリスト(1889-1985)、録音の内容、江藤俊哉との関係
- ミッシャ・エルマン(1891-1967)、フィドル、戦後の演奏記録があれば
- ヤッシャ・ハイフェツ(1901-1987)、録音の内容
- ジプシー*1音楽の内容と影響
- フィドル音楽の内容と影響
- ウィーンの管楽器の奏法
ところで、ソリスト向けの教育とオーケストラ向けの教育とは、別物であったと聞く。ソリスト向けの教育や奏法については、録音や演奏記録で調べることは可能だが、オーケストラ奏者が受けてきた教育と、彼らの音楽的素養等についてはなかなか把握し辛い気がする。
気になったことをメモ的に書いておくけど、オーケストラに属するヴァイオリンやチェロが、ソロ指定されるような楽譜が書かれたのはいつ頃が最初なのだろう。協奏曲形式でなく。例えば、ブラームスの「交響曲第1番」(1876年初演)、リムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」(1888年初演)や、マーラーの交響曲内、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」(1896年初演)とかみたいな楽譜。そうなってきた経緯が分かれば、オーケストラ奏者側の変遷が感じ取れるかも知れない。
ヴィブラートは常時かけるものではないのは当然のこと。特に管楽器等では、使う個所とそうでない個所を厳選していくもの。咽び泣くようなフルートの常時ヴィブラートも曲によっては捨てがたいけども。
*1:今、こう書いてはいけないのだっけ? 「ロマ」か。