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伊勢管弦楽団 第25回定期演奏会

行ってきました。一つの曲に多人数で入り込む面白さや、凄さを体感させてもらった感じ。マーラーがこの曲に満足していた理由も、何となく分かる。これは、聴くほうよりも参加するほうが充実があるだろうし。そうだ、初演の指揮はマーラーのはず。この大曲を、練習時間も十分に取ることが難しいアマチュアが取り組んで、あれだけの数の観客にこの曲の存在を知らしめた意義は大きい。ロビーで市販のCD売れば良かったのに。絶対買う人多かったと思う。それに指揮者、暗譜で振り通しました。凄い。声楽ソリストはいい雰囲気作ってました。オーケストラ側の稚拙さを隠したり、全体のテンションを引っ張り上げていく力があった。

しかし、事故も多かった。トランペットの音外しは度を超えていたし、広がりのある雰囲気が欲しくなる箇所でのトロンボーンの潰れた音色は残念だった。クラリネットの音程の不安定さも酷く、第二部冒頭からしばらく続く静かな箇所での緊張感を失わせてしまっていた。ファゴットの高音域の音程も不安で、普通にスケールを演奏しているにも関わらずポルタメントに聞こえるのはどういうことか。シンバルがパスる箇所多い。ティンパニのロールが荒く、その音量の変化も急速過ぎて落ち着かなかった。余力十分のバンダは良かったです。

次の定期演奏会ブルックナー交響曲第8番」だそうです。第8番繋がりですか。と言うか、打楽器ヒマですね。ちょっと可哀相。