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小林研一郎の指揮するベルリオーズ「幻想交響曲」

昨夜放送されていたものを録画しておいたので、見返しているところ。

小林研一郎さんは熱いですね。ついていくしかないと思わせられるような情熱。何というか、あの場で一番音楽に集中しているのは、やはり小林さんだろうから。後ろからの指揮姿を見ると、どこか芝居がかったところを感じないではないのだけど、あの顔の表情を見てしまうと、やはりこの人はこの瞬間、強く音楽を表現していると思える。クラシック離れとか、客を呼ぶ方法とか、それらについて考えを巡らせることも必要だとは思うけど、小林さんのように自分の音楽をコツコツと積み上げていきさえすれば、聴衆は支持してくれるのではないかな。いや、一般化してはいけないな。僕は支持する。「幻想交響曲」、1時間弱だけども一瞬で終わったw

僕は音楽の何に惹かれるかと考えれば、それは音楽家の一所懸命な姿にかもしれない。音楽をこれだけ好きな人が居る、ということへの驚きと憧憬。喉を痛めてまで歌い続けるエルトン・ジョン、病から復帰して今の自分を楽しげに歌うブライアン・ウィルソン、サラリーマンを辞めて音楽に飛び込んだスガシカオさん、「一人で書いて、のたれ死に」主義を標榜する吉松隆さん、難聴の中で自分の音楽の完成を目指したベートーヴェン、髪を振り乱し唸り指揮をする小林研一郎さん・・・。僕の関心が向く音楽・音楽家の共通点を考えれば、そういうことだと思う。音楽について研究したり、考えたり、これが正しいと言ったり、そうするのは別にいいけれども、音楽する上でまずはじめに持つべきものは、音楽の存在そのものへの信頼と愛ではないかと。書いてて恥ずかしくなるが。例えば、学究派的な扱いで見られるロジャー・ノリントンなども、あの楽しげな指揮姿を見れば、氏の研究態度のはじめには音楽への愛があることが想像できるじゃないか。話、逸れ過ぎた。

小林さんの演奏会に行ったのは二度。サントリーホールで行われた日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会と、シンフォニーホールで行われた大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏会。どちらも十年以上前のこと。日フィルのほうは「名曲コンサート」のような内容で、「スター・ウォーズ」や「ラプソディー・イン・ブルー」が演奏されたはず。大阪フィルのほうは第九だった。十年以上前のことなので、過大評価してしまっているとは思うが、今でも当時の感動の深さを思い起こしては、またああいう体験をしたいなあと遠くを見たり見なかったり。今の小林さんがどんな演奏をするか、生でまた確認したいと思う。

昨日の放送は「オーケストラの森」という番組だったのだが、この番組名での放送は初めてでも、NHKはこれまでもN響以外のオーケストラの演奏会を放送してきているはず。「土曜の夜はオーケストラ」とか、そんな番組名、ありませんでしたか。 確か、日フィルの時は同じ小林研一郎さんの指揮でチャイコフスキー交響曲第5番」を放送していたような記憶がある。尾高忠明さん指揮の読売日本交響楽団もあった気がするし、秋山和慶さん指揮の札幌交響楽団もあった気がする。円光寺雅彦さん指揮の仙台フィルも。

ダラダラと列挙。

これが出た時は本当に嬉しかった。小林研一郎さんの録音は今でこそたくさんあるが、キャニオン・クラシックスからのまとまった録音の始まりはこの録音からだったような気がする。後にチェコ・フィルと再録音(ベルリオーズ:幻想交響曲)されているが、僕の好みはハンガリー国立との録音。折り目正しさや、一所懸命さで、チェコ・フィルを上回る。

エルトン・スーパー・ライヴ〜栄光のモニュメント〜

エルトン・スーパー・ライヴ〜栄光のモニュメント〜

エルトン・ジョンが喉の手術をする直前に行われたライブ。1曲目の「60 Years On」が広い気持ちを表しているような声で、とてもいいのだけど、その後どんどんと声がしわがれていくのが、何となく分かる。

Imagination

Imagination

Smile」が出たときも狂喜したが、「Imagination」が出た時の驚きに比べれば・・・。

Symphony 2 / Guitar Concerto / Pegasus Effect

Symphony 2 / Guitar Concerto / Pegasus Effect

シャンドスから出ている吉松作品は全て買っているが、聴く時はレコーディング第一弾のこれを取り出すことがやはり多い。