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矢代秋雄「ピアノ・ソナタ」

矢代秋雄:室内楽曲集(1)

矢代秋雄:室内楽曲集(1)

遠藤郁子さんのピアノを、楽譜を見ながら、改めて聴く。これだけの演奏がライブで行われたことを驚きはするが、部分的には疑問も。

  • 第2楽章で頻出する8分音符3つのリズム、楽譜通りに弾くなら次の小節には間をおかずに飛び込まないといけないと思うのだが、8分休符1個分くらいの間がいつもある。
  • 第3楽章で書かれていない低い音が、時折弾かれている。
  • 第3楽章で両手で全音符のハーモニーが強く弾かれる箇所があるが、楽譜では左手の全音符の前に低音域の装飾が書かれている。演奏では、その装飾を弾くタイミングと右手の全音符のタイミングが合わされ、左手の全音符が最後に弾かれている。

版の問題なのだろうか? それとも矢代氏の指示なのだろうか? 今年、初演者の山岡優子さんがリサイタルでこのソナタを弾かれるらしいので、行って質問してみようか。

第3楽章のハーモニーを聴いていて、トゥーランガリラを思い出した。雰囲気が近い気がする。