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一昨日の新選組

コメントに困る内容でした。期待が大きすぎたかな。

NHKの美術さん、程度が落ちてきてる気がする。セットの細かいところに気を配っているのは分かるけど、奥行きの無さがバレバレなので、何とか工夫して欲しい。

史実を描くのは難しい。最後どうなるかが分かっていて、その過程を楽しむしか無いのだけど、今回の内容では山場がない。榎本武揚が意志を翻すところまでに時間をかけた割りに、土方の戦術も今ひとつだしな。だいたい生きるための戦いにしていくのなら、それまでに市村クンを逃がしたりする部分の意味が忘れ去られてしまうもの。それに、大河ドラマ本編との連関が感じられる箇所と、そうでない箇所との繋がり、これも今ひとつ。近藤の墓を作るシーンとかで段々盛り上げておいて、結局エピソード以上のものにならなかった気がするのだ。読みが足りない?

ただ、「夢」というキーワードが出てくるところは素敵と思いましたよ。これは、杉山義法の「五稜郭」を意識してると見た。

それから近藤最後の表情を、そこで持ってくるのは嬉しかった。スッキリ。大河ドラマ本編で、近藤が出張してる間に色々困ることが起こって、土方が一人「勝ちゃん・・・」と誰も座っていない座布団に呼びかけるシーンが幾つかあったと記憶しているのだけど、近藤が一人で土方に呼びかけるのは最後のシーンだけのはず。一人になって分かる大切な人、という感じ。

ところで、近藤のあの満ち足りた笑顔から想像するに、あの一言の呼びかけの後には「お前はどうなんだ?」というセリフが似合うと思ってるのだが、どうだろう?

それから音楽、なぜ「ゴッドファーザー」風なんですか。違和感ありまくり。