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アーノンクールに会いたかった・・・

こんなに近くに来ていたのと言うのに、以前から決まっていた用事のために、昨日は足を運ぶことができなかった。ダイアリーを書いておられる方の中にも、行かれた方が何人も居るようだ。ぜひもっともっと感想を書いて下さい! と言うか、どなたか講演を記録してませんか?

僕は、アーノンクールの演奏が好きだ。ベルリン・フィルとのブラームス全集は、ハッとさせてくれる瞬間続出だし、モーツァルトの歌劇序曲集などもウキウキできる演奏。それに、バッハのカンタータ。この人の演奏からは、こんなことやってみよう、こんなことを聴かせてやろう、という色気は感じられず、伝わってくるのは、その身を捧げるほどにその方法や解釈に自信を持っているという、強いオーラ。こういうオーラは、ずっと音楽を続けてきたからこそ出てくるものだろうし、若い頃は苦労したのではないだろうかと想像する。

一昨日にも書いたが、いわゆる「古楽」を切り開いてきた人たちの強さは、数十年かけて自分達がこの音楽をしてきたのだという、自負心にあるのだと思う。レオンハルトブリュッヘン、そしてアーノンクールは、今までもそうだったようにこれからも、彼らの音楽と気付かせてくれる強いものを僕にぶつけてくれると思う。音楽を聴くことも真剣でなくてはならないのだよ、と教えてくれる。そういう人達だ。

そしてまた書くのだが、今から数十年後に、ハーディングや金聖響さんはピリオド・アプローチをやっているのだろうか。同時代人としては、聴き続けていこうとは思っている。

ああ、アーノンクールに会いたかった・・・。