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シエナ・ウインド・オーケストラ

昨日と先週の番組を聴きなおしたけど、下手だよシエナ! プロの演奏で聴かせる? どこが? ミス多すぎではないか? もちろん、一つの演奏会の中で長大な曲も、しんどい曲もひっくるめてやっているわけで、放送された曲がベスト・コンディションでない可能性も想像できますけれども、見ている聴いているほうはその瞬間が本番なわけで、しっかりしろと言いたい。放送なんだから、別録りしても良かったじゃないか。それに、オーボエやばいなー、トランペットやばいなー、ユーフォの顔やばいなー。

シエナがやっていることは、この閉じられた吹奏楽の世界の中で、十数年とやられてきたことなわけで、僕自身の経験で言っても「ど演歌えきすぷれす」なんて1993年にコンサートで聴いたことがあるほど使い古された曲で、それを敢えてプロの吹奏楽団がやる以上は、パフォーマンス・技術・感動を含めて、全てを凌駕するようなものでないといけないでしょ。「やっぱり違うな〜」とか「まだ上があるな〜」とか「本当の感動はこれだったんだ〜」と。それを何だ、あの演奏は・・・。ソリスト失敗しまくり、バランス乱れまくり、ハーモニー感乱れまくり、佐渡裕の顔綻びまくり。そこで笑うな! それでいいと思ってるのか、シエナのメンバー・・・。団の責任者は危機感を覚えていると信じたい。佐渡のこの音楽に心酔し切っていない団員が居ると信じたい。佐渡のネームバリューで持つ間はいが、彼の才能が枯渇した後、彼が去った後の、シエナが心配。本当に心配です。

あと今のシエナの方向性は、日本に10人に1人居ると言われる経験者を引っ張り出すことは出来ると思いますが、吹奏楽経験者でない10人に9人にはそっぽを向かれかねないと思いますけど、いかがでしょうか? 吹奏楽のああいう部分が嫌いな人も居ますからね。クラシックの一部分、ポップスの一部分、映画の音楽の一部分、それら全てを演奏できる、そんな間口の広さは利点である同時に、汚点でもあると思う。映画音楽を好きな人は「スター・ウォーズ」では飽き足らないだろうし、演歌を好きな人は今もリリースされ続ける演歌を聴きたいだろうし、バッハ・ファンもあの程度の演奏では納得しない。他のいい部分を擬似的にやるのではなくて、吹奏楽でしか聴けない作品と響きを深めていかないといけないのではないかと・・・。どうやればいいのかなんて、僕にはすぐには思い付きませんが、とりあえず「アルメニアン・ダンス」と「大阪俗謡」をやりまくろう。