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指輪物語・王の帰還

ユリイカ」のトールキン特集のせいで、「王の帰還」を読み始めてしまう。

ローハン登場のシーンが素晴らしいな。角笛が聞えたあとで、長征のシーンの描写が始まる。これが、これが! 素敵な描写ですね。ここからはグッと来る箇所続出です。セオデンが背筋を伸ばす場面、

命限りある人間の口からは聞いたことがないほどはっきりと澄んだ声でした。

恰好良すぎる。あのセオデンが・・・。僕はローハンの人間たちが、一番好きかも知れない。打算も嘘もなく、愚直な感じで。

映画では早々とメリーはエオウィンと気付くけど、そうする必要があったのかな? 観客にもペレンノールまで引っ張ってバラしても面白かったと思うのだが。そうすれば、原作のメリーの気持ちの描写、

少なくとも助けを知らずにただ一人死んではいけない。

いい言葉じゃないですか、これを使える。

原作ではメリーはこの後は療病院に収容されますけど、映画では黒門まで一緒に行ってますね。けど、原作はピピンだけなんですよね。映画でアラゴルンの後ろをすぐにホビットがついていくのは素晴らしかったけど、ピピンだけでもその素晴らしさは表現できたはずと思います。ここをピピンだけにして彼一人の見せ場にすれば、今のただの引っ掻き回し役的な印象は拭えるのではないかと・・・。

と、色々と楽しませてもらっている。シルマリルも読まないといけないな。