Profile Archive

| 作編曲 | Music | Classic | Jazz,Inst. | Pop,Rock | Soundtrack |
| | メモ | 呟き | テレビ・映画 | Hatena | 未分類 | 購入CD | 購入本 | 購入DVD |

ライナー/シカゴ響の「海」

以前から聴きたいと熱望してたこれ、友人が貸してくれ、ついに鑑賞できることになった。この「海」、今のカタログでは「ローマの松」「ローマの噴水」とのカップリングらしいのだが、この2曲は「展覧会の絵」とカップリングされたCDで持っていて、「海」聴きたさだけで2曲ダブりは効率悪いなと。

けど今回友人のおかげで、この演奏がかなり特別なものであることが分かった。アメリカのオーケストラが最高だった時代の記録だ、これ。絶対買おう。間違いと思うほどの遅いテンポ。アメリカのオーケストラにありがちな木管の軽薄さも無い。このテンポなら丁寧に一音一音を大切に扱える。拍の頭に動きのある場面での意志のこもった音に、身構えてしまう。弦楽器だっていい。チェロ重奏の箇所や、トレモロの表情など、聴きどころは少なくない。金管のパワフルさも期待通り。最後の最後まで気が抜けない。ティンパニ以外の打楽器は少しデリカシーが無いかも。

帰りにチェック。